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長峰古窯跡群とは、三和区本郷・越柳・末野・神田、浦川原区今熊地内の須恵器(陶器)を焼いた古窯跡の総称として、最初に発見された神田字長峰の地名から長峰窯跡群と呼んでいます。
窯跡の位置は、保倉川沿いに浦川原区より連なる頸城丘陵の西端部、県道三和新井線の三和区神田と末野の間を中心に半径2.5kmの円状地域内に散在しています。
この地域は保倉川の川岸にあり、陶器を焼くのに適した優秀な粘土質の土と水と窯を造るのに都合の良い傾斜面があったため多くの窯が造られ、焼かれたものとされています。
窯の構造は傾斜面に溝を掘り、天井を半円型に土で塗り固めたトンネル型の登り窯で、1200度以上の火熱を得られたと言われています。
この窯で焼かれた陶器は主に日常生活雑器類ですが、中には装飾の物も造られていたようです。